漢方の勉強会

今日、そらクリニックさんのお昼休憩時間に、漢方メーカーコタローさんの勉強会があり、
クリニックの院長先生のご好意で私にも声を掛けてくださり、一緒に参加してきました。

テーマは便秘について。
漢方での便秘の捉え方とか、使う薬剤などの講義があり、とても勉強になりました。
実はコタローさんは、日本で最初にエキス剤を作られたメーカーだそうです!
意外と知られてないですよね。







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湿度と体調 ~2

(体が湿邪にやられると・・・)   ~医方大成論和語鈔より~

体の弱い人、或いは風雨に襲われる、或いは低い土地・床の低い湿地に座る、

遠方に旅する道中、河川などを渡って湿にやられる、

或いは山・谷・泥澤の湿気の蒸した所で湿病を発症。

或いは汗が出て衣服の裏が冷える時は、その汗湿が脾・腎に浸透して傷られることがある。

(脾臓は、木・火・土・金・水のうちの土にあたり、腎蔵はその水にあたり、湿気にやられやすい蔵である)


湿が腎に着くと腰が痛み身重く、水中に座っているよう(体が重くて下に沈むような感じ)
で、小便が出ない。

脾に着くと手足が浮腫して屈伸しづらい。


もし湿に風邪が混ざるとめまい、嘔噦(嘔吐しヒクヒクいう)、発熱して胸が苦しい。

湿に寒邪が混ざると、手足が伸びない、引きつり痛む、汗が出なくて寒気がする。

湿に暑邪が混ざると、胸が苦しくて口が渇いてしきりに水を飲む、
心腹疼痛し、顔色が垢がついたようになり悪寒がする。


湿にやられると、その脈状は沈んで緩、微が多い。症状は四肢倦怠して重だるい。


治法はまずは小便を出すことが先である。

決して軽々しく汗を出させたり大便を下させたりしてはならない。

灸の火で攻めてはならない。


みだりに汗を出させると、陽を失って湿邪がますます深くなり、

便を下すのは脾胃を損傷して湿がまた深くなるためであり、

灸火で攻めると、陰湿と陽火とが内外で争ってかえって元気を損傷するからである。

もし泄寫の病があれば(泄寫は下痢。これも湿が原因となることが多い)
その治法に従いなさい。


湿度と体調

湿度が高いと、体がだるくなります。
熱中症も、暑さだけでなく、湿気が原因のときもあります。
湿ということで、昔の東洋医学の本に書いてあることを見てみます。


医方大成論和語鈔より~(元禄十五年蔵版)

湿

湿症には天湿・地湿・飲食の湿・東南の湿・西北の湿があって、同じではない。

霜露、雨露のようなものは、天湿であって、その邪はまず体の表の栄衛を犯す。
(栄気・衛気は表面で体を守っている気)

河水、泥土の低地のような所は地湿である。その邪はまず肌肉筋骨の形あるものに着くものである。

酒食飲物の湿は中焦(胃腸の働き)を犯す。


東南は高い地である。故に東南の湿病は体の内側の飲食より受けるところが多い。
西北は低い土地である。故に西北の湿病は天地の湿、外因のものが多い。
(ここは中国の土地の性質を言ってる?)

また、人為の湿がある。汗でぬれた衣服の湿がそれである。

大抵、外因の湿症は、腰・脚・腫痛し、内因の湿症は、肚腹(おなか)腫脹する

~続く~

薬と鍼灸~続き

数年前、ひどい皮膚病の方の治療をしたことがあります。
首のうしろにこんな感じの皮膚病を何年も持ってた方で、
ある時、この首の付け根から背中、腕、足と、全身に皮膚が赤くごわごわになって
腫れ上がった状態がだんだん広がっていき、ひどいかゆみと、
薄皮がぱらぱらと剥がれていく状態になりました。

塗り薬等、薬を使わず、毎週治療して、2ヶ月くらいでだいぶ治まって、
ずっと持ってた首の皮膚病も一緒に消えてきれいになりました。
その後も再発してません。

東洋医学的には、確か血熱状態ということで治療しました。
強い薬を使わないお陰で、早く治ったケースだと思います。


薬と鍼灸

リウマチの方の治療を続けて3ヶ月ほど経ちました。
治療をしてきて、手首の腫れが少し引いたかな?という感じですが、
不眠症も、治療をした夜と翌日はなんとか眠れるようになってきたようです。
リウマチの薬リウマトレックスを服用しながらの治療なので、
薬は週2日だけですが飲んだあとは体のだるさ、下痢などの症状が出てしまいます。

※リウマトレックス(メトトレキサート)…免疫系の亢進状態を強力におさえ炎症をしずめる薬。
免疫抑制薬と抗がん薬としての横顔があり、他の正常な細胞に少なからず悪影響します。
骨髄抑制や肝障害、肺障害、腸炎、感染症などいろいろな副作用がでやすい。
(おくすり110番より)


今から2千年ほど前の、東洋医学の理論の基になっている、黄帝内経霊枢という書物には、
黄帝が最初に

『余は毒薬を被らし(使)むることな(勿)く、砭石を用いること無きを欲し、
微鍼を以って、其の経脈を通じ、その血気を調え、
其の逆順出入の会を営せんことを欲す』 -九鍼十二原篇より
(下の写真4列め真ん中あたりから5列めにかけての部分)

→毒薬や砭石(切開して血を出したりウミなど悪い物を出すのに使われたようです)
を使わずに、微鍼で経脈を通じさせて血、気を調える治療をしたい、

と発言して、この書物は始まっています。


毒薬(体にダメージを与える薬)を取らなくてもいいようにならないものでしょうか。


霊枢

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プロフィール

みどりはりきゅう

Author:みどりはりきゅう
愛知県で、鍼灸治療と訪問治療をやっています。
鍼灸治療は半田近隣を往診、名古屋鶴舞のそらクリニックで金・土に治療をしています。
訪問治療は、自宅訪問でマッサージと機能回復の運動をしています。

鍼灸の事や、日々の出来事などを書きたいと思います。
たまには、飼い猫も登場するかも?

『お灸教室』も開催しています。
その都度お知らせしますので、興味のある方はぜひお越しください。

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