高齢者施設の患者さん

週2~3回、老人ホームへ治療に伺っています。

以前は脳梗塞の後遺症やパーキンソンで寝たきりの方も伺っていましたが、今は、変形性関節症や心臓疾患、リウマチ、慢性閉塞性肺疾患で酸素吸入をしている方で、みなさん車椅子で移動できる方です。

そのような重い病気の方ですが、接触させるだけの鍼治療でも、背中や腰の張りがとれたり、入退院を繰り返していた方の、入院の頻度が減ってきたなど、変化があります。

ある日、肺疾患の高齢の男性の方が、右肩が痛くて上がらなくなったと訴えて、見てみると、肩が腫れていて、腕を持ち上げようとすると痛くて動かせない状態でした。

この方、以前にも右肩の痛みを訴えていて、その時は少し関節がずれてしまっていたので、運動療法で、ポキッという音と同時にずれが戻り、痛みが引いた事がありました。

しかし今回は、そのような状態ではなく、腕を挙げる時に痛みがひどくて力が入らず、しびれや肩の腫れも出ていたので、腱の異常とみて経過をみました。

また、右肩を下にして寝ている姿勢をなるべく止めるよう、以前から注意していたのですが、睡眠中は無意識にその姿勢になってしまうので、なかなか直せなかったのも今回の訴えの原因でもあると思われます。

それで、施設の介護士さんたちにも相談した結果、

1 001

こんなクッションを介護士さんが作ってくれました。

寝る時に、これを抱き枕がわりに使うというもので、肩の痛い入居者さんが、

「これを作ってくれた!」とにっこりと嬉しそうに話してくれました。

こんな簡単なものですが、意外と効果があったようです。
治療とリハビリも続けておこない、1週間後、朝から、じっとしていても出ていた痛みがおさまりました。

2週間後には、腕も痛みはあるもののなんとか動かせるようになり、3週間後にはずいぶん改善し、ご本人も、とても喜んでおられました。
私も、もっと時間が掛かると思っていたので、早くよくなってよかったです。


これまで色んな老人施設に出向いていましたが、この施設は介護士さんたちがとても熱心で、協力的です。

一般的に、施設の職員さん達はとても忙しいので、あの作りの簡単なクッションさえ、なかなか作る施設はありません。

なので、この施設の介護士さん達にはとても感心しました。





スポンサーサイト

カレンダー

07 | 2016/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

プロフィール

みどりはりきゅう

Author:みどりはりきゅう
愛知県で、鍼灸治療と訪問治療をやっています。
鍼灸治療は半田近隣を往診、名古屋鶴舞のそらクリニックで金・土に治療をしています。
訪問治療は、自宅訪問でマッサージと機能回復の運動をしています。

鍼灸の事や、日々の出来事などを書きたいと思います。
たまには、飼い猫も登場するかも?

『お灸教室』も開催しています。
その都度お知らせしますので、興味のある方はぜひお越しください。

リンク

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

ようこそ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR